柳田国男著『遠野物語』の舞台として知られる、民話の里・岩手県遠野市。ここでは河童や座敷童子などの民話、土着的な民間信仰、そして豊かな郷土芸能などが長く語り継がれてきました。2017年に始動した富川屋は、そんな遠野を拠点にローカルプロデューサーとして企画や編集・デザインの視点を用いて、地域文化の継承と発展のために活動しています。2020年には、土地の物語を届けるブランド「TONO MADE(トーノメイド)」を立ち上げ。遠野の風土や文化を感じる商品を開発・販売しています。外から訪れたマレビトの視点を用いながら、土地の風土や人々とつながり、ともに新たな文化をつくりあげていく。東北の土着性とデザインが織りなすプロダクトや活動をご覧いただけますと嬉しいです。