8/19 RENEW LABORATORY中間プレゼンテーションのおしらせ
今年のRe:RENEW2020では、新たに産地の新たな可能性を探る商品開発プロジェクト「RENEW LABORATORY」がスタートしました。
RENEW LABORATORYとは?
RENEW LABORATORYは、福井県丹南エリアのものづくり事業者と、過去にRENEWの特別企画「まち/ひと/しごと」に参加してくれた新進気鋭の若手デザイナーがタッグを組み、商品・サービスの開発を行うプロジェクトです。
現在「広義の新しい生活様式」をテーマに、5つのプロジェクトが並走しています。RENEW当日には、プロダクトの展示やプレゼンテーションを行います。開発期間はわずか120日、商品・サービス開発プロジェクトとしては超短期決戦です。
参加企業・デザイナーなど詳細はRENEW LABORATORYのページを御覧ください。
中間プレゼンテーションのおしらせ
8/19(水)、RENEW LABORATORYの中間発表プレゼンテーションを実施いたします。
ここまで、それぞれのチームがどのような経緯で、どのようなプロセスを経てプロジェクトを進めているのかをご覧いただける貴重な機会です。ぜひ、ご参加いただければ幸いです。
【RENEW LABORATORY中間プレゼンテーション】
◯日時:8/19(水)19:30〜21:00頃
◯場所:オンラインまたはPARK 2F(福井県鯖江市河和田町19-1-7)にて
◯申込:以下URLより事前申込が必要です。
https://forms.gle/QBdNsRaQhtv67Lwv9
◯定員:オフライン(PARK)での参加は15名まで
◯内容:RENEW・RENEWラボ概要説明および各チームプレゼン
◯ゲストコメンテーター:永田宙郷(ててて協働組合)
新しいライフスタイルの提案
コロナウイルスの流行をきっかけに私たちのライフスタイルは大きく変わりました。外食や旅行が減った代わりに、ネット通販や動画配信サービスの利用者が急増していることはご存知の通りです。
この変化は実際にものづくりの現場にも影響しています。
外食産業の落ち込みで酒のラベルの和紙の発注が激減。旅行産業が落ち込むことでホテルや旅館からの業務用の漆器の発注も激減。他の産地の職人たちからも、今は本当にどこも厳しいのだと聞きました。
これからの時代に今までのものづくりのやり方は通用しない。
きっとどの産地の職人も痛いほど感じたことだと思います。
そんなこれからの社会には何が大切で何が必要なのか、もう一度問い直すべきだ。そうして生まれたのがこのRENEW LABORATORYです。
テーマは、「’広義’の新しい生活様式」。感染症の流行によって変化した私たちの毎日に、この実験室から新しいライフスタイルの提案をします。
新しいライフスタイルの提案
前例のない未知のプロジェクトに多数の産地企業が手を挙げてくれました。
プロジェクト数の都合で全社の実施は叶いませんでしたが、改めてこのまちのものづくりの変わり続けようとする熱量の高さを思い知らされました。
そして、そんなものづくり事業者の熱い思いに5名のデザイナーが応えてくれました。
参加デザイナーの共通点はこのまちにゆかりがあることだけ。得意分野もバックグラウンドも異なる5名が、「取引相手」ではなく「仲間」として、実験に取り組みます。
各プロジェクト詳細
①井上徳木工×堀内康広
普段は漆を重ねて見えなくなってしまう木地。しかし、漆器の足腰である木地が精緻に制作されていなければ、漆器は成立しません。その木地師の技術に焦点をあてて抽出し、木地師像の再構築を試みます。
②プラスジャック×吉鶴かのこ
これまで企業に閉じた営みだった「メガネと人との関係性」に着目。新たな切り口からその関わりしろを拡張し、メガネの聖地・鯖江に至る新たなチャネルを構築するプロジェクトに取り組んでいます。
③滝製紙所×柴山修平
滝製紙所に蓄積された、膨大な紙にまつわる手仕事の試行。その要素を分解・再構築し、現代の生活様式にコンバージョンさせながら、和紙の新たな立ち位置の確立を試みています。
④錦古里漆器店×千葉禎
スタンダードなモチーフである「弁当箱」に真正面から相対し、手仕事である漆塗りと、要請される正確性とを両立させながら、美しさと機能性を兼ね備える弁当箱の開発に挑みます。
⑤エーリンクサービス×寺田千夏
日本で連綿と取り組まれてきた"しごと"に着目しながら、バッグと福井の合間に潜む共通項を抽出し、これまでにない意味性/機能性を提案しようと試みるプロジェクトです。