ようこそ、
ものづくりの聖地へ。

 
福井県の越前エリアは、全国屈指の「ものづくりのまち」。 越前五産地として知られる越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼といった伝統的工芸品や、眼鏡・繊維といった産業が半径10kmという小さな圏内にギュッと集積しています。今回は特別企画として「福井クラフトツーリズム」が初開催。RENEW×大日本市鯖江博覧会の会場である鯖江市河和田地区を飛び出し、和紙・打刃物・箪笥・眼鏡の工房も見学できます。今もなお産業として暮らしに根付く、ものづくりの姿をお楽しみください。
 


時代に合わせて変化し続ける、
鯖江のものづくり。

越前漆器

約1500年の歴史を持つ越前漆器。RENEWでは、美しい蒔絵を施した美術作品のような漆器から、食洗機で洗える漆器、漆器の技術を転用した雑貨まで、様々な技術を楽しむことができます。

 
鯖江市河和田地区は、業務用漆器の国内製造シェア約8割を誇る越前漆器の産地です。越前漆器の起こりは約1500年前。継体天皇が河和田に訪れた際、その漆器技術に感動し、河和田地区で漆器づくりを行うよう奨励したのが始まりだと言われています。河和田の漆器づくりは、様々な技術を持つ職人が関わりあっているのが特徴。木からお椀を削り出す「木地師」や、漆を塗る「塗師」、蒔絵を施す「蒔絵師」など、たくさんの工房が連携し、漆器を作り上げています。今日では、昔ながらの漆器はもちろんのこと、それぞれの職人が、漆器の技術を応用した木工雑貨やタンブラーなど、様々なオリジナルブランドを生み出しています。

眼鏡フレーム

チタンからプラスチック生地(アセテート)まで、鯖江の職人は、様々な素材を使って眼鏡を製造しています。現在では眼鏡技術を活かしたアクセサリーも作られているほか、医療機器分野への進出など、可能性は広がり続けています。

 
日本で生産される眼鏡フレームの96%が、鯖江市および福井県で生産されているということをご存知でしょうか?鯖江市は「めがねのまちさばえ」として知られ、鯖江市の就業人口の約7人に1人が眼鏡の製造に関わっています。産地の眼鏡の歴史は、日本の眼鏡づくりの歴史といえます。増永五左衛門が眼鏡産業を創始したのは、まだ眼鏡が普及していなかった明治38年のこと。その後、世界で初めてチタンフレーム製造に成功するなど、いまや鯖江を代表する産業にまで成長しました。現在は世界に向けて輸出したり、眼鏡素材を転用した新たな商品が生まれたりと、眼鏡産業は今も更なる変化を遂げています。


ものづくり、それを取りまく
鯖江の新しい未来。

鯖江は多様な移住者が集う、先進地域になりつつあります。移住した職人たちによるシェア工房「PARK」や、全員が移住者のデザインスタジオ「TSUGI」、北海道から移住した木地職人「ろくろ舎」など、新たな波がたくさん生まれています。そして鯖江が見据えるのは、もっと先の未来。これからの鯖江は、ものづくりを担う職人はもちろん、デザイナーやゲストハウスオーナー、パン屋やカフェ、雑貨屋店主などが集うまちになり、これまでにない新たなる地方の姿を描いていきます。鯖江の可能性を、ともに描いてみませんか。


開催概要

 
会場  福井県鯖江市河和田地区および周辺地域
総合案内  うるしの里会館(福井県鯖江市西袋町40-1-2)
COLLABORATION CONTENTS
・Creema Craft Caravan in 鯖江
・河和田移住EXPO
・福井クラフトツーリズム
・浜町発酵夜市