越前打刃物は南北朝時代の刀匠、千代鶴国安に始まり、約700年の歴史がある。1979年には刃物産地としては全国で最初に国の伝統的工芸品に指定された。越前打刃物振興施設「刃物の里」は、越前打刃物の技術の継承と歴史・文化の発信を目的として平成30年8月24日に新しくオープンした施設。歴史や技術などを紹介する展示棟、後継者育成や実演などを行う工房棟と、講習や各種教室などが行える研修棟がある。後継者を育てるとともに観光客向けに歴史や製造工程をPRする。伝統工芸士による包丁の火造鍛造の実演や、刃物の手研ぎ教室など各種イベントも開催。(不定期)